看護師はやりがいのある仕事




看護師の私が外科病棟で働いている中で、一番印象に残っている患者さんのお話です。ある私の担当する患者さんは肺癌の末期状態でした。

手術で病巣は摘出したのですがその後癌が再発し、もう抗癌剤投与を行うしか治療方法がなかったのです。でもこのおばあちゃんは、強烈な吐き気や痛みに耐えながら、いつも笑顔で私を迎えてくれました。

いつも私を本当の孫のように可愛がってくれました。だからというわけではありませんが、私もこの患者さんのために何ができるのかといつも考え、足浴やマッサージなどを取り入れて、せめて少しでも病気の苦痛から解放されるよう努めました。するとそのたった数十分の足浴でもその患者さんは本当に喜んでくれて、さらにその患者さんは、何気ない会話の中で私がよく話を聞いてくれることがとても嬉しいと言うんです。そうする中で、患者さんはだんだん私を頼りにしてくれるようになり、家族には言えない弱音や本音を私にもらしてくるようになりました。

看護師として患者さんに一番身近な存在として認められる、そういう目に見える変化が現れるようになると、私も一人の患者さんへの看護にとてもやりがいを持って仕事することができるようになっていました。
ところが数日後、その患者さんの容態は思わしくなく、結局治療の甲斐なくその方はこの世を去られました。その時私はちょうど勤務日ではなく看取ることことができなかったのですが、その日に勤務していた看護師によると、その患者さんは亡くなる直前に、私が今日勤務しているのかどうか尋ねたそうです。

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(C) 2009 看護師になりたい