看護師を目指す看護学生さんへ -2




看護師としての実践、技術といったものは、逆に言えば、看護師になってから現場で徐々に訓練していけばいいのです。幸い、看護師の世界は、他の職種に比べてどこの施設も新人教育が徹底されているので、新人のうちから完璧を求められることもないし、新人看護師のうちに大いに勉強すればいいわけです。では、学生のうちに学ぶべきことってどんなことでしょう?

それは他でもない、私が学生時代苦手としていた看護、医学の知識の面だと、今の私はそう考えています。解剖学、病理学、薬理学、医療法律、地域社会の保健学など、覚えることがいっぱいで、私もあの時は、まるで高校時代の試験勉強一夜漬けみたいな感じで暗記していました。でもこのような知識が実はとても重要なんだと、私は看護師になってから気づきました。

看護師が患者さんを看護するにあたって、まずは患者さんの病態を理解しなければ話になりません。その病態を理解するには体のすべての正常な循環、解剖が頭の中になければいけません。その上で初めて、その患者さんの全てを把握し看護計画を進めていくことができるのです。
しかし、現実看護師は、学生の時のように一人の患者さんにじっくり時間をかけて看護ができるわけではありません。ですから、せめて基礎知識においては学生の内に勉強し、しっかり身に着けておくことがベストです。看護師への道はとても大変であるのは、看護学生であるみなさんが一番実感していることだと思います。

そして看護師になってからが、いろんな意味で本当に厳しい現実なのかもしれません。でもだからこそ、その中で手に入れた経験、苦労、感動は、何にも変えられない自分の宝になり、なによりもやりがいのある仕事に出会うことができるのではないでしょうか。

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